新型コロナウィルスの名称が世界保健機関(WHO)によって正式名称を
「COVID-19」と決定したと報道されました。
今、盛んにダイアモンドプリンセスの対応の遅さや情報がないことによって乗客の方の不安やストレスがピークに達しているという報道がなされています。
私は、2019年GWにダイアモンドプリンセスでのクルーズを楽しみました。
初めてのクルーズ旅行でした。
今、ダイアモンドプリンセスがこのような状況に置かれ、乗客の方の不安な様子をみるにつけ、心が痛みます。
ダイアモンドプリンセスのホスピタリティはどのようなものかということについて書いてみます。
新型コロナウィルスの名称は「COVID-19」
新型コロナウィルスの名称が世界保健機関(WHO)によって「COVID-19]と発表されました。
コロナ CORONA
ウィルス Virus
病気 Disease
の言葉の単語と2019の19を組み合わせてできたということです。
現在の患者数
2月12日現在1人の検疫官の感染が確認され、乗客乗員の感染者は検査を受けた492人中174人になっています。
引用元
まだ乗客、乗員3200名の検査ができていない状況です。
本来なら乗務員の検査が先に行われるべきものだそうです。
乗客の方の食事の準備、配膳、ルームサービス、清掃など乗客と接する機会が多いからです。
乗務員が感染していると乗客の方々に感染させてしまいます。
しかし、今回は熱が出ている方、症状のある方、お客様第一 の視点に立って対応したことによって、乗務員の方々にも感染が広がっていることがわかってきました。
ダイヤモンドプリンセスの乗客層は
クルーズ船には3つのランクに分けられます。
- カジュアルクラス
乗客が4000~5000人をこえるものがほとんどで、エンターテーメントが充実しています。クルーズ初心者のかたが楽しみ安易く、ファミリーで楽しめるようなイベントがたくさんあります。
- プレミアクラス
乗客は1000~3000人ぐらいの船が多いです。
ダイアモンドプリンセスはこのランクにあたります。
ワイワイと船旅を楽しむというよりは、ゆったりと落ち着いた船旅を楽しみたい方が多く乗船されます。
お食事が美味しいのも特徴です。
今回ダイアモンドプリンセスには年配のご夫婦の参加者、外国の方はハネムーンで乗船されたかたも多いと言われていますね。
船の特徴にマッチした乗客の方々です。
- ラグジュアリークラス
乗客は数百人~1000人ぐらいの割と小型の船が多いです。
お部屋も全室スウィートで豪華な船旅が楽しめます。
ダイアモンド・プリンセスには年配の方が多いのは
私がダイアモンドプリンセスに乗った時、ゆったりと船旅を楽しむ方が多いと感じました。
ご主人の退職記念にクルーズ旅行を選んだという方が、お食事の時 同じテーブルにいらっしゃいました。
お仕事をリタイアーされ、自由な時間がある方がクルーズ旅行を楽しんでいらっしゃいます。
今回、乗客の方に高齢者が多く、お薬を必要とする方が多いのも混乱を招いているようですが、このようなゆったり船旅を楽しむ年配の方が多い故のことでしょう。
Twitterなどで、「なんでこんなに薬の必要な人が多いの?」という声が聞かれますが、乗客層によるものだからです。
歳を重ねますと、血圧の薬、糖尿病の薬、何かしらのお薬を多くの方が飲まれていると思います。
お薬も徐々に船内に運ばれていると聞きます。
対応が早いとは決していえないかもしれませんが、最善の対応をされているのではないでしょうか?
ダイアモンド・プリンセスの対応について様々な意見
報道ではダイアモンドプリンセスの対応について様々な意見がとびかっています。
シーツ交換がない、食事が運ばれる時間が遅い、フロントに連絡しても繋がらない
しかしこんな声もあります。
ダイアモンドプリンセス乗客です。皆さんの励ましメッセージありがたいです。 乗組の方々、感染の恐れあるにもかかわらず、食事を運んでくれて助かっています。
— alextokyo (@alex19315675) February 7, 2020
狭い室内ですが2週間頑張ります。
こちらアメリカでもダイアモンドプリンセスのニュースが話題になっています。
— ゲタ子。アメリカ砂漠??????つわりで死亡中 (@getako22) February 10, 2020
「割と心地良く過ごせている」と乗船中の????人。
日本の報道との差にちょっと驚き。 pic.twitter.com/JdL6K5Vllj
また、クルーズスタッフの方が、食事を運んだり、乗船客のために昼夜を問わず働いていることも、わずかではありますが報道やTwitterで知ることができました。
お食事は3つの中から選ぶことができるようになったそうです。
食事制限のある方には、対応するお食事が準備され始めたと聞きます。
平常時も緊急時も変わらぬホスピタリティ
こんな緊急時に3つのお食事から選べるなんて、すごいとおもいませんか?
今回の船内での感染で、クルーズ旅行代金の全額返金、次回のダイアモンド・プリンセス号の船旅のプレゼント。
お客様を大切にするダイアモンドプリンセスの心意気を感じます。
私が乗船した2019GWでも、ホスピタリティーの高さを感じることが沢山ありました。
ルームキーの故障で部屋に入れず困っている私に、丁寧に対処法を教えてくれた、フィリピン人のスタッフ。
お食事のテーブルでジョークで笑わせてくれたスタッフ。
リクエストしたものをいち早く届けてくれたスタッフ。
丁寧なベッドメイキングと清掃。
何よりいつも笑顔であいさつしてくれる姿にダイアモンドプリンセスのホスピタリティを感じました。
クルーズ旅行でリピーターが一番多いのがダイアモンドプリンセス号だと旅行会社の方にうかがいました。
最後に
今回の「COVID-19」による感染がダイアモンドプリンセス号で起こったことはとても残念なことです。
今までの、ルールを超えてしまった出来事で大変な混乱が起きていること、不安やストレスをかかえていらっしゃる乗客の方には、心からお見舞い申し上げ「頑張って下さい」としか言うことができませんが、ダイアモンドプリンセス号の1ファンとして、
どうかダイアモンド・プリンセスを責めたり嫌いにならないで欲しいとおもいます。
この「COVID-19」の嵐が収まった時、ダイアモンドプリンセス号のホスピタリティーを冷静に思い出し、もう一度ダイアモンド・プリンセス号に乗船してみて下さい。
私も、必ずもう一度ダイアモンド・プリンセス号に乗船したいと思います。
1日も早い「COVID-19」の終息を祈っています。
色々なご意見もおありだと思いますが、最後までお読み頂きありがとうございました。