雛祭りのお雛様、「3月3日のうちに片付けないと、お嫁に行き遅れる」という何とも今時そんな話しどうなの?
と今なら思いますが、私が子供の頃は固く信じられていて、母が急いで片付けていました。
もし、忙しくて片付けられなかったらどうしたらいいの?
いい方法があります。
お雛様は3月3日の内に片付けましょう
母は私が小さい頃、こんなことを行っていました。
「お雛様は、雛祭りが終わったらすぐに片付けないとお嫁に行き遅れる」
???
どうしてか聞いても、そういう言い習わしがあると言って理由はよくわからないままでした。
しかし、私のお雛様は7段飾りで、飾るのも、片付けるのも大変だったようです。
幼い頃は、お雛様のお道具が可愛くて、おままごとのように眺めては楽しんでいた記憶があります。
私が結婚して、女の子が生まれたので、そのお雛様を飾っておりました。
母は「雛祭りが終わったら早く片付けなさいね」と毎年しつこいほどに言われ、辟易していました。
毎年言われ続けると、脳の中に刷り込まれ、信念(思い込み)ができてしまいます。
片付けられない時は
「娘がお嫁に行き遅れたらどうしよう」と恐れに変わります。
よ~く考えれば、今時 早やかろうが、遅かろうが、はたまた結婚しなくてもその子が幸せならいいんじゃない?
と思いますが、やはり母親としては娘の花嫁姿を一度は見たいというのが本音。
子供が小さかった頃は、子育て忙しくてとても3月3日には片付けられない年もありました。
お雛様を瞬時に片付ける裏技
お雛様をすぐに片付けられない事に罪悪感さえ感じ始め、「娘お嫁に行けなかったら私のせい?」と妄想にかられるほどに。
思い切って母に「お雛様をすぐに片付けられないんだけど」と話したら
「お内裏様とお雛様だけ後ろ向きにしたらいいのよ」
え~~~~~
もっと 早く教えてよ!!!
こんな感じです。
これは母が作った木目込み人形のお雛様
7段飾りを出すのは大変なので、親王飾りだけのお雛様を飾っています。
一応私も女の子(昔)なので飾ります。
はい、このように後ろ向きにするだけ。
簡単ですね。
この話を母から教えてもらったのは、娘が小学生ごろだったと思います。
これで、私の呪縛は解かれました。
それからはずっとこの「裏返し作戦」です。
お天気の良い日に陰干しして、ゆっくり片付けています。
なぜ雛人形を早く片付けなくてはならないのでしょうか?
ではなぜ雛人形を早く片づけなければならないのでしょうか?
母にもう一度聞いてみましたが「昔からそう言われている」という答えしか返ってきませんでした。
どうやら母も祖母から言われてきたようです。
雛人形について調べてみました。
雛人形は女の子の厄除けだった
雛人形は厄を女の子の代わりに受けてくれる役割をもって飾られている。
という説があるそうです。
お雛様が厄を代わりに受けてくれたのに、いつまでもそのままにしておくと、厄が女の子に戻ってきてしまう。
だから、早めのしまいましょう。という説があります。
厄払いなら、片付ける時に清めのお塩でも振った方がいいのかな?とふと思いました。(あくまでも私の考えです。)
いつ片付けるのがいいのか
- 啓蟄の日に片付ける
啓蟄(けいちつ)は、二十四節気の第3。二月節(旧暦1月後半から2月前半)。「啓」は「開く」、「蟄」は「虫などが土中に隠れ閉じこもる」意で、「啓蟄」で「冬籠りの虫が這い出る」(広辞苑)という意を示す。
啓蟄 - Wikipedia より引用
今年の啓蟄は3月5日木曜日です。
- 天気の良い日に片付ける
- 目安として3月中旬ぐらい
裏返せばよいと言われているのはなぜ?
早く片づける理由は分かりましたが、「裏返せばよい」の理由はわかりませんでした。
これも迷信かもしれませんね。
でも、ちょっと気休めにはなりそうですね。
我が家のちらし寿司
お家によってそのご家庭のちらし寿司があると思います。
我が家のちらし寿司はすし飯がちょっと甘め。
美味しいちらし寿司に欠かせないのが
京都の「林幸太郎の寿司酢」
お酢の加減、甘さ、塩加減がとってもいい塩梅。
このすし酢を使うようになってから、我が家では色々なちらし寿司を作るようになりました。
筍すし、牛肉すし、桜すし・・・
炊き立てのご飯に混ぜるだけ。とっても簡単なのに美味しいすし飯ができます。
今年は海鮮ばらちらしにしました。
今年も美味しくできました。
まとめ
どうやら、3月3日に片付けなくてはならないは迷信のようです。
お雛様を3月3日に片付けられなくても大丈夫。
お内裏様とお雛様を裏返しておきましょう。
7段飾りで三人官女など他のお人形が飾られていても、お内裏様とお雛様だけ裏返しにすればいいです。
娘の成長を願う親心なのかもしれませんね。
長女は無事お嫁に行けました。
あっ、次女はまだ独身だ!!
もう少し検証の余地はありそうですね(>_<)
最後までお読み下さりありがとうございました。