ゆったリッチに暮らす方法

毎日の暮らしをリラックスに過ごすためのお役立ち情報をお届けします。

国産に負けない美味しさ!ブータン産松茸を食べてみました

 

f:id:happylife1003:20190918002504j:plain





 

 

少しずつ秋めいてきました。

初物を食するのが好きな我が家ですが、デパートで松茸が並んでいるのを見つけました。

 

北海道産 松茸  50000円!!!

手が出ません!!

このお値段なら、家族で豪華な外食ができます。

ふと、横を見ると5000円の松茸があります。

国産松茸のちょっと下に置いてあります。

 

色、形、共に国産っぽい!

 

中国産?韓国産?

 

売り場の方に聞いてみましたら、なんと ブータン産。

 

ブータン産の松茸なんて初めて見ました。

 

興味深々で買ってみました。

 

さて、お味はどうだったのでしょうか?

 

 

ブータン産松茸のお味

 

美味しいです。

 

歯ごたえも良いです。

松茸の命 香りはどうかと言いますと

 国産にひけをとりません。

 

 

f:id:happylife1003:20190913000604j:image
土瓶蒸しでいただきました。

 

 

 

 

f:id:happylife1003:20190913001136j:image
松茸ご飯

 

 

f:id:happylife1003:20190913001400j:plain
焼き松茸

 

 

今まで私が良く見かける外国産松茸は

中国産 韓国産 カナダ産 アメリカ産 ぐらいでした。

 

日本に輸入されている松茸はどこの国からなのでしょうか?

 

日本に輸入されている松茸

 

松茸は国内の収穫が少ないので、ほとんどが輸入に頼っています。

 

どこの国からの輸入が多いのか調べてみました。

  1. 中国
  2. アメリカ
  3. カナダ
  4. トルコ
  5. メキシコ
  6. 韓国
  7. モロッコ
  8. ブータン
  9. ウクライナ

やはり中国がダントツ1位でした。

中国産は良く見かけますね。

意外に韓国の順位が低いですね。

 

ブータンが8位に入っています。

お味も香りもとても良いので、今後もっと輸入が増えるかもしれませんね。

 

 

国内の産地

 

では国内の産地はどこが多いでしょうか?

1.長野県 主な産地

松本市四賀地区、上田市、諏訪市、伊那市

上田市

 

2.岩手県

下閉伊郡岩泉町

 

3.岡山県

美作市

 

4.和歌山県

伊都郡高野町

 

5.兵庫県

丹波篠山市、丹波市、三田市

丹波の松茸は最高級だそうです。

京都と兵庫にまたがる丹波山地は8月に暑く9~10月に冷え込んで松茸の生育に適しているそうです。

 是非一度食べてみたいです。

 

6.京都

京都市の北部丹波高地の山間部、船井郡京丹波町

やはり兵庫県にまたがる丹波地区ですね。

 

7.山形県

東置賜郡高畠町

 

8.広島県

神石郡神石高原町、府中市

 

引用:マツタケ - Wikipedia

 

 

 

 

 

 

 収穫時期はいつ頃から

 

岩手・宮城など東北は9月下旬~

その後、中部地区の長野、京都・石川と南下してきます。

 

松茸の収穫に適した気候

 

アカマツの育つ山で、8月下旬~9月上旬に雨が多いと豊作になると言われています。

気温が19度になると松茸の菌糸の生育がはじまるそうです。

 

松茸の保存方法

 

松茸は湿気をとても嫌います。

松茸を購入し持ち帰ったら、ビニールなどの包装はすぐに外し、キッチンペーパーで包みます。

野菜室に入れ、2日以内に食べるのが良いと販売している方にうかがいました。

そういえば、新婚のころ義母が国産松茸をいただいたからと、送って下さったことがありました。

夫と二人で高価なものだからと、すぐに食べればいいものを大事にし過ぎて、結局腐らせてしまった苦い経験があります。

  

ブータン産は何故品質がよいのか?

 

ブータンは日本に気候が良く似ていて、松茸の産地は2200m~3500mと標高が高い所で収穫されます。

  • 虫食いがない。
  • 人工栽培が出来ないため天然の採集したものである。
  • 薬品や農薬が一切使用されていないので残留農薬の心配がない。

 

ブータンってどんな国なのでしょうか?

 

ブータンと言うと「世界一幸福度が高い国」として有名ですね。

2011年にワンチュク国王夫妻が来日され、イケメン国王と美しい王妃として

ブータンが注目されたのは、記憶に新しいですね。

最近では秋篠宮家の眞子さま、悠仁さまもブータンを訪問されましたね。

 

ブータンはどこにある国

 

 



 

ブータンは南側をインド、北側は中国に挟まれ、東ヒマラヤの麓い位置しています。

総面積は38,398平方キロメートルで、スイスとほぼ同じ大きさです。

南部の山ろくに平らな細い土地がある以外、国土はほとんど山脈の中にあります。北部は、中国のチベット自治区、インドのアルナチャルプラデシュ州と接し、南部は、インドのアッサム州、西ベンガル州と接しています。

 

引用:国土の位置 | ブータン政府観光局 公式サイト

 

 

 

 

ブータンの文化

 

 世界的にみても最も小さい国の一つとして考えられていますが、文化的はとても豊かです。

独特の文化を守っていくことで国家が独立を保っていると信じられているようです。

 

ブータンの民族衣装

 

キラ (Kira) はブータンで伝統的に着用される女性の民族衣装(男性の民族衣装は)。隣国インドサリーの影響を受けて発展したもので、一枚布を複雑に体に巻いてワンピースのように着用する形式だが、着装法や特殊な環境への適応などの独自性から衣服文化学の世界では特異な存在である。キラは長さ2・5m丈1・4mのティマ(幅45cm程度の色鮮やかなブロケード(縫取織)中部から東部の家庭で自作されている)を縫い合わせた厚手の一枚布で、まずスリップ(グツム)を着たあと左肩→右脇→左肩→右肩→左脇→右肩を通って、両肩をブローチ(コマ)で留めて腰に細い腰帯(ケラ)を締めて着付ける。キラだけでは露出する両腕を覆うものとして、下に長袖のブラウス(ケンジャ)を身につけたり、長袖の上着(テュゴ)を羽織るなどする。さらに男性のゴにおけるカムニ(→参照)に当たるものとしてラチューと呼ばれる肩掛けを身につけ、おぶい紐や財布のようにして使う。

キラ (民族衣装) - Wikipedia

 

 

 

ブータンの民族衣装は特徴的です。

ワンチュク国王夫妻が来日されたときも素敵な民族衣装をお召しになっていて話題になりましたね。

 

 

f:id:happylife1003:20190917161502p:plain

 

とても綺麗ですね。

 

f:id:happylife1003:20190916000519p:plain

http://www.dragontours.jp/about_culture.html

 

 

f:id:happylife1003:20190917160314j:plain

http://www.dragontours.jp/about_culture.html



インドのサリーに似ていると思ったら、やはりサリーの影響を受けているようですね。


 

ブータンの経済

 

ブータンの経済は 農業が盛んです。人口の多くは農民なので、農業が一番大きな収入源です。次に畜産業がそれに続きます。チーズやバター、ミルクといった乳製品は農民の主食となっているだけでなく、収入源ともなっています。最近は観光産業が経済に貢献するようになっています。そして、ブータン豊かな水源があり、水力発電事業も経済に大きな役割を担っています。最大30000メガワットまでの電力を生産する能力があります。

経済 | ブータン政府観光局 公式サイト

 

 

ブータンの国民総幸福量

 

国の力や進歩を「生産」ではなく「幸福」で測ろうというこの「GNH」の考え方は、1976年の第5回非同盟諸国会議の折、ブータンのワンチュク国王(当時21歳)の「GNHはGNPよりもより大切である」との発言に端を発しているといわれています。物質的な豊かさだけでなく、精神的な豊かさも同時に進歩させていくことが大事、との考えです。

1960年代-70年代初め、ブータンでは先進国の経験やモデルを研究しました。その結果、ワンチュク国王は「経済発展は南北対立や貧困問題、環境破壊、文化の喪失につながり、必ずしも幸せにつながるとは限らない」という結論に達したそうです。そこで、GNP増大政策をとらずに、人々の幸せの増大を求めるGNHという考えを打ち出しました。「開発はあくまで、国民を中心としておこなわれるべき」----GNHとは、ブータンの開発哲学であり、開発の最終的な目標なのです。

このGNHという概念のもと、ブータンでは、1)経済成長と開発、2)文化遺産の保護と伝統文化の継承・振興、3)豊かな自然環境の保全と持続可能な利用、4)よき統治 の4つを柱として開発を進めることになりました。

引用:https://www.japanfs.org/ja/news/archives/news_id027399.html

 

 

ブータンは物質的な成長が必ずしも幸福と結びつくわけではないという考えを取り入れ、これまでの説とは別の方法で幸福ということを考えようとしてきました。

それが、ワンチュク国王のGNHの考え方です。

 

ブータンは、GDP(Gross Domestic Product/国内総生産)ではなく

GNH(Gross National Happiness/国民総幸福量)を使っています。

つまり、物質の豊かさだけでなく、精神的に成熟し満たされていることが大切なのですね。

私たちは、物が豊富にあることが豊かさの象徴だとつい考えがちですが、今豊かな日本ではありますが、いじめによって命を絶つ子供が増えていたり、職場でのモラハラなどが問題となっている現状をみますと、ブータンのGNHに学ぶことが沢山あるように感じました。

 

 

まとめ

 

ブータン産の松茸を始めて食べたことから、ブータンのことを調べてみると、知らない事が沢山ありました。

 

ブータンの松茸も品質がよく安全なので、もっと日本に輸入されるといいですね。