お鍋が焦げ付いてしまったり、灰汁の強い物をゆでた時
お鍋が汚くなったとき
簡単に汚れが落とせる方法をお伝えします。
環境にも優しく、手荒れも防げます。
とっても簡単です。
準備するもの
重曹 適宜
お水
これを使いました。お料理にもよく使います。
汚れの落とし方
こんな風に灰汁のついたお鍋を綺麗にしてみます。
年季の入った雪平なべ
汚れたお鍋に重曹をたっぷり入れます。
お鍋にたっぶり水をいれます。
そのまま火にかけグツグツ沸騰させます。
そのまま一晩置きます。
水で良く流し汚れが残っていたらメラニンスポンジでおとします。
かなりすっきりしました。
本領発揮するのは焦げ付いたお鍋!
母が焦げ付かせたお鍋。
ゴシゴシ洗いましたが、諦めて捨てようとしたお鍋
重曹を入れグツグツ煮立たせます。
ここまで綺麗になり、まだまだ使えるようになりました。
汚れが分かれば落とすのは簡単にできます。
ホームセンターに行きますと沢山の洗剤があります。
環境に優しく、手荒れも心配ない洗剤がたくさんあり迷うことはありませんか?
汚れと洗剤の種類について調べてみました。
環境に優しい洗剤
手に入りやすい3つの洗剤について書いてみます。
重曹(炭酸水素ナトリウム)
研磨作用
とてもソフトなクレンザーのような研磨作用があります。
ですから、母の焦げ付いたお鍋も研磨作用によって汚れが落ちたのですね。
茶渋の汚れ落としにも役立ちます。
中和作用
水に溶けると弱アルカリ性に変化する性質を持っているので、酸を中和してくれます。
日常生活での汚れは大体酸化した状態なのでそれを中和させると汚れが水に流せる状態になり環境に優しい状態になります。
換気扇やコンロの油汚れ落としに効果的です。
軟化作用
水の中の金属イオン(マグネシウムやカルシウムなど)を抑える働きがあります。
お水が柔らかく軟水になります。
お風呂に入れるとお湯が柔らかくなります。
よく温泉のお湯の効用で「お湯が柔らかい」と書かれているのをみますが、
そんな温泉のお湯を思い浮かべてください。
お洗濯の水に重曹を入れると石鹸カスが減って、泡立ちがよくなります。
消臭作用
ほとんどの悪臭は酸性なので重曹で中和させ臭いを抑えます。
魚焼きグリルのお掃除に重曹をふりかけると、魚を焼いた後の匂い消しと焦げ付きを取るのに、役立ちます。
私は、お魚を焼いたあとのグリルに、重曹を振りかけて洗っています。
また、下駄箱に置いて消臭しています。
膨張、発砲作用
膨張する作用を利用して、お菓子やパンを膨らませることに役立てます。
ふんわり膨らみます。
クエン酸
クエン酸はは酸性なのでカルシウムを溶かしたり、アルカリ性物質を中和する働きがあります。
水道水のカルシウムやミネラルが固まった水垢、(電気ポットに付く白いカスのようなもの)を落とすのに役立ちます。
トイレの黄ばみや尿石、お風呂の石けんカス汚れを落とすのにやくだちます。
クエン酸には、細菌の増殖を抑える殺菌効果があるため、汚れを落としながら消臭や除菌ができます。
トイレ掃除にはピッタリですね。
過炭酸ナトリウム
過酸化水素と炭酸ナトリウムをまぜたもので酸素系漂白剤のことです。
同じ漂白剤でも塩素系漂白剤はツンとした臭いがありますが、
過酸化ナトリウムにはツンとした臭いがありません。
除菌消臭効果があるのでパイプのお掃除や洗濯槽のお掃除に役立ちます。
食器洗い機に入れて洗剤として使えます。
フキンやまな板の漂白除菌に役立ちます。
私はボールに入れ、水で溶かしてフキンを付け置いて漂白しています。
洗剤別 どんな汚れを落とすのが得意か?
重曹
(★が多いほど汚れが良く落ちる)
衣類の襟汚れ・・・★
お風呂の汚れ・・・ ★★★
油汚れ・・・・・・★
洗濯機、配水管・・★
布の殺菌・・・・・✖
コゲ落とし・・・・★★★
トイレの洗浄
(アンモニア)・・✖
水垢・・・・・・・✖
ポット洗浄・・・・✖
過炭酸ナトリウム
衣類の襟汚れ・・・★★★
お風呂の汚れ・・・★
油汚れ・・・・・・★★★
洗濯機、配水管・・★★★
布の殺菌・・・・・★★★
コゲ落とし・・・・★
トイレの洗浄
(アンモニア)・・✖
水垢・・・・・・・✖
ポットの洗浄・・・✖
クエン酸
衣類の襟汚れ・・・✖
お風呂の汚れ・・・✖
油汚れ・・・・・・✖
洗濯機、排水管・・△
布の殺菌・・・・・△
コゲ落とし・・・・✖
トイレの洗浄
(アンモニア)・・★
ポットの洗浄・・・★★★
まとめ
汚れがアルカリ性か酸性かが分かれば 汚れに合った洗剤を選ぶことで
楽に汚れが落とせます。
特に重曹は掃除や洗濯、お風呂に使うと、私たち人間が出した汚れを中和して分解し、その汚れが流れていく排水パイプも綺麗にして、巡り巡って川や海に流れていき
川や海も汚さず、環境に優しいのはよいですね。