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キャベツを1個丸ごと買っても、使い切らないうちに鮮度が落ちてしまうことって
ありませんか?
ロールキャベツを作るときは、丸ごと買って使った残りがシナ~となってしまいます。
そこで、キャベツの鮮度を保って保存する方法をお伝えします。
- キャベツの芯をくり抜いて、そこに濡らしたキッチンペーパーを詰める
- キャベツの芯に爪楊枝を刺す
- こんな可愛いグッズ見つけました。
- なぜ芯に刺すと長持ちするのか?
- せいちょうてん【生長点 growing point】
- 成長点の効果的な刺し方
- その他 保存のコツ
- まとめ
キャベツの芯をくり抜いて、そこに濡らしたキッチンペーパーを詰める
この方法は確かに、何もしないよりは鮮度が保てます。
しかし、ひとつ欠点が。
このキチンペーパーをこまめに交換しないと雑菌が繁殖しやすい。という事です。
以前、少し交換を怠ったら、ペーパーがピンク色に変色したことがあります。
キャベツの芯に爪楊枝を刺す
つまようじ3本差すとこんな感じです
キャベツの芯が硬くて、爪楊枝を刺すの苦労します。
なかなか、芯の中に入っていきません。
指が痛いです。
こんな可愛いグッズ見つけました。
可愛い~!
キャベツに刺すとこんな感じになります。
キャベツちゃんの頭を押さえれば爪楊枝より楽に芯に刺すことができます。
何より、可愛くて冷蔵庫を開けるたびに笑顔になります。
メニューにキャベツを使うことが増えます。
べジシャキちゃんを刺して1週間ほどたちました。
芯の周りは黒くなっていますが、葉はシャキッとしています。
なぜ芯に刺すと長持ちするのか?
なぜ、芯に爪楊枝などを刺すと長持ちするのか調べてみました。
キャベツだけでなく、野菜は、収穫後も自分の栄養を使って成長しようとします。
それは、レタスの芯の部分に生長点(成長点)と呼ばれる細胞があるから。
成長点とは?
せいちょうてん【生長点 growing point】
植物の茎頂と根端の総称。すなわち,茎の先端部にあってその茎の延長部と新しい葉とを作り出す茎頂と,根の先端付近にあってその根の延長部を作り出す根端をいう。いずれもその中心部には細胞分裂を活発に行って新しい細胞を生産する頂端分裂組織がある。茎頂と根端とは植物体の頂端部にある分裂組織であるから生長点とよばれるが,これに対して形成層とコルク形成層は側方部にあるため側部分裂組織とよばれ,生長点とはいわない。茎頂は新しい茎と葉のほかに花を作ることもあり,根端は根を作るのであるから,生長点は茎・葉・根をもつ高等な植物における形態形成の中心的役割をもつ。 出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
コトバンクの解説
成長点とは、その名の通り成長するために栄養が集まってくる部分の事を指します。
成長点に養分を集めて大きくなります。
切り離されて出荷され、スーパーに出回ってからも実は成長しようと頑張り続けているんです。
(キャベツさん、切り離されても頑張ってるんですね~)
ということは、私たちがスーパーで野菜を買ってきて
冷蔵庫の野菜室に入れても、野菜は成長し続けようとしているということです。
成長し続けるということは、成長点(キャベツの場合芯の所)に栄養を集め続けて
いるんです。
野菜は成長点に栄養を集めようとし続けるので、食べる部分(キャベツの場合 葉の部分 私たちが普段食べるところ)から成長点へと栄養を送り続けています。
(成長点は茎の先のところ、 キャベツの芯の部分)
栄養を送り続けているのを止めるために、成長点を壊して保存しておけば、買ってきた時と変わらない新鮮なシャキシャキ状態を保ち、また栄養も損なわないように長期間保存できるというわけです。
芯に爪楊枝などを刺すのは成長を止めるためということなんですね。
スーパーなどでこのように半分にカットされたキャベツを見かけますよね。
これも、成長をとめて長持ちさせるために成長点を壊しているのですね。
成長点の破壊ポイントは野菜によってちがいます。
- 白菜…芯の部分、葉の内側が成長点。切れ込みを入れる か爪楊枝を数か所奥まで刺す。
- キャベツ…芯の部分が成長点。芯の部分に切れ込みを入れる or 爪楊枝を奥まで数か所刺す
- レタス…芯の部分が成長点。芯の底から爪楊枝を奥まで数か所刺す
- にんじん…上の食べられない芯の部分と先端を切り落とす
成長点のない野菜
トマト、ナス、ピーマンなどの果実として食べる野菜(実となって食べる)には、成長点はありません。
元々、枝になって熟成した状態を食べるので、それ以上成長する必要がないのですね。
トマトやナスにはタネがあるものには、成長点はありません。
果実系の野菜には成長点はありません。
成長点を止めることにより、野菜の長持ちはどれくらい違うか
成長点を止めることにより、2倍ほど長持ちするそうです。
成長点の効果的な刺し方
成長を止めるには、刺し方が大切です。
三角になるように刺す。
お勧めのべジシャキちゃんは、上手に三角に刺せるように作られています。
べジキャベちゃんを裏返したところ。
その他 保存のコツ
野菜のポリフェノールが活性酸素によって変色するので、成長点の芯に爪楊枝などをさしたら、空気にもなるべく触れないように、ジップロックなどビニール袋に入れ
野菜室で保存しましょう。
まとめ
キャベツ、レタス、白菜を長持ちさせるには、成長点がある芯の部分に三角形に
爪楊枝などを刺すと長持ちします。
野菜は収穫された後も成長を続けるなんてビックリですね。
その成長をとめると、私たちが食べる葉の部分の劣化を遅れさせることはでき
長持ちするのですね。
これから涼しくなってお鍋の季節になると、白菜も長持ちさせられますね。